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2007年04月29日

ミクロワールドを覗いてみよう〜ミジンコ -田んぼの生きもの通信A-

 メダカのがっこう事務局には田んぼがあります。もちろん冬の間も水を張っています。日が当たってサヤミドロなどの藻類が湧いて、田面が緑色になってきています。すでに酸素がいっぱいの水になっています。

 1月末日、田んぼの水をすくってみると、もうミジンコが発生していました。試しにコップ1杯の水をすくい、顕微鏡で見たところ、

オカメミジンコ

カイミジンコ

マルミジンコ

ケンミジンコ
の4種類のミジンコが見つかりました。

 では問題です。4つの中で一番小さいのはどれでしょう?

 ミジンコは横から見ると他の動物と同じような顔に見えますが、正面から見るとなんと目が中心に1つ!体を二枚貝のような殻が被っています(ケンミジンコは例外)。メダカなどに食べられた時に殻を閉じて防御することで吐き出されることがあります。運が良いと逃げられますが、動くタイミングを誤るとまた食べられてしまいます。

 オカメミジンコ、ケンミジンコは2mmほどあり、肉眼で確認できます。カイミジンコの仲間は、大型のものはやはり2mmほどになりますが、写真のタイプは0.5mm程度の小さなタイプ。一番小さいのはマルミジンコで、まるで小麦粉の粉一粒程度。写真は600倍で見たものです。こんなに小さいのに背中に赤ちゃんが1匹入っています。オカメミジンコは背中に6匹ほど赤ちゃんを持ち、それが飛び出して親と同じように泳ぎ回ります。マルミジンコの赤ちゃんは写真では1匹だけで、しかも親と比較してもかなりの大きさです。

 小さい生きものですが、目、口、心臓や腸があり、赤ちゃんが産まれる。どんな世界にも命の輝きがあるのだなぁと感心してしまいました。

田んぼの生きもの調査隊 林 鷹央


posted by hayashi at 03:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼの生きもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ユスリカと蚊」の違いを知ろう -田んぼの生きもの通信@-

 メダカのがっこう・田んぼの生きもの調査では、土の状態や、他の生きものたちの命を支えるという視点から、イトミミズ・ユスリカ調査を行っています。そこで、今回はユスリカと蚊の違いを見てみたいと思います。


 写真を見てください。今まで同じように思っていた幼虫ですが、拡大してみると随分違います。ユスリカは頭が小さく、ボウフラは身体の側面に剛毛が生えています。この毛のお陰で、メダカのような口の小さな魚はボウフラを上手く食べることができません。

 
サナギの時期を経て成虫になったユスリカ。蚊との違いは口です。蚊には吸血するための口吻(こうふん)がありますが、ユスリカにはありません。蚊は後ろ足が長く、ピョコンと跳ね上がっています。

 小さくて同じように見える虫でも、よく観察してみると違いが分かって面白いですね!

田んぼの生きもの調査隊 林 鷹央
posted by hayashi at 03:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 田んぼの生きもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
 
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